RSウィルス感染症 過去最高のペース6687人(全国)、神奈川も190例

インフルエンザ、ロタウィルス(感染性胃腸炎)の流行時期を迎え警戒が高まる中、赤ちゃんを中心に肺炎を引き起こす「RSウィルス」感染患者数も過去最高のペースで増加している。

「RSウイルス」に感染すると、軽い風邪様の症状で納まる場合から重い肺炎にいたる場合まで症状は個人差が見られるが、体力の弱い子供やお年寄りは十分な注意が必要である。

 国立感染症研究所の全国第47週(11月16日~11月22日)速報でも同時期としては、過去最高の6687人の感染報告数となっており、警戒が呼びかけている。
 都道府県別の患者数は、大阪府が580人、北海道が499人、愛知県が354人、東京都が335人、埼玉県が291人、兵庫県が266人、福島県が257人などとなっていて、大都市を中心に感染が広がっている。

 神奈川県の第47週(11月16日~11月22日)の感染者数は前回190人と前週の168人から13%増加。
RS 2015
 地域別に見ると定点当たりの報告数が、厚木(3.80)、秦野(2.00)、鎌倉(2.00)、小田原(1.50)、横須賀市(1.33)、平塚(1.29)、川崎市(1.16)、大和管内(1.00)で多くなっている。


 RSウイルスは特に家族内で効率よく感染することが知られており、乳幼児と年長の小児のいる家族の場合には、流行期間中に家族の44%が 感染したとする報告もある。
 概ね家族内に持ち込むのは学童年齢の小児とされ、感染経路としては咳・くしゃみなどの飛沫と、飛沫汚染された手指や物品を介した接触が主なものであり、濃厚接触を介して感染する。

 潜伏期は2〜8日、発熱、鼻汁、咳などの症状を発し、重症化すると肺炎を起こす。発症期間は通常7〜12日である。

 予防としては厳重な手洗いに勝る手段はなく、鼻および眼からも感染すると考えられており、通常の鼻と口を覆うマスクでは限られた効果しかないとされている。幼児、お年寄りのいるご家庭は十分に注意されたい。

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