【政治】衆院選 自民復活の影で、日本維新の会が躍進

 今回の衆院選は、「日本維新の会」の作戦勝ちに終わったと見る。

 それは、竹の子ように新党が乱立する第3の党の中でひときわ目立ち、なお且つ、五十音順で維新が選ばれやすい位置を確保できたこと、時間を掛けて行ってきた党名の認知度浸透が、躍進に繋がったものと見られる。

 第3の党で対抗する「日本未来の党」も女性票を集めたが、社民党からの勢力が分裂縮小する結果となり、得票が伸びなかった。

 結果として右派の「日本維新の会」が第3勢力として既存政党に加わった形となったが、自民党が単独過半数を獲得したため、すぐに大きな影響力を行使するのは難しく、今後、党内分裂の危機も考えられ、党の持続的運営が課題となる。

 野田首相ら多くの国会議員を送り出してきた、ここ湘南茅ヶ崎にある松下政経塾も、松下幸之助が亡くなってからは勢いを失い、100人が収容可能な食堂付きの寮も、現在入寮している塾生は12人とのこと。今春、他の政党も政治塾を作り、衆院選の候補生を育成してきた。

 松下政経塾は全寮制で、月20万円の生活費が支給されるが、仕事を続けることはできない。逆に維新政治塾では、年12万円の受講料を払わなければならないが、仕事も続けられ、「日本維新の会」から出馬のサポートを受けられる。実際、福島原発の立地地域である福島5区から松下政経塾OBの宇佐美登氏が「日本維新の会」から立候補した。

 民主党による混迷の時期から再び自民党が単独政権となったが、経済危機を脱しつつある米国を見習い、日本の未来を築くための強いリーダーシップを持った政治家の台頭が望まれる。

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