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2014年2月の大雪も地球温暖化による爆弾低気圧

 2014年2月8日から9日にかけて首都圏太平洋側に大雪をもたらした爆弾低気圧は、やはり地球温暖化と関係がありそうだ。
 2014年は1月終わりから2月上旬にかけ、南方からの暖気の影響で東日本から中国東部にかけ3月から6月の陽気となっていた。
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 南方で発生した低気圧は、温暖化による気温上昇で雨雲の中に抱える水蒸気量が増え、四国沖で上空5千メートル付近を流れる偏西風の気流の渦に加速されて発達し、偏西風の南下とともに大陸から流れ込んできた強い寒気で、気温が下がったことが大雪の原因となったようだ。
 
 かねてより、温暖化により北極海の氷が解けて減少すると、北極上空の寒気を閉じ込めてきた極渦と呼ばれる北極上空を西から東向きに流れるか強い風が弱まり、北極上空の寒気が南下して中緯度地域が厳冬に見舞われる事態が発生するといわれてきた。
 これまで、冬は北極地域の気圧が低く、強い極渦により北極上空の寒気を閉じ込めてることができていたが、温暖化により夏に北極海の氷が解けて減少すると、秋にかけて北極の大気圧と湿度が上昇、北極と中緯度地方の気圧差・温度差が縮まることで、冬の極渦が弱まり、北極上空の寒気が南下して中緯度地域が厳冬に見舞われるというもの。
 昨年12月から今年1月にかけては、北米でジェット気流の大きな蛇行が生じて、北極地域から寒波が流れ込み、北米アメリカ各地で平年より平均気温で10℃下回る事態となっている。
 偏西風 蛇行
 12月上旬には寒波に伴う強風の影響で、米国南部や南東部などで30万戸の停電、1月上旬には、東部から中部にかけて最大で14万戸の停電となるなど、世界規模でみても大きな影響が出ていた。

2013年厳冬・大雪をもたらしたジェット気流の蛇行は、地球温暖化の影響

 2012年から2013年にかけての厳冬・大雪のシーズンもようやく終わりを告げたが、まだ寒暖の変動が激しい気候が続いている。今シーズンの厳冬・大雪は、地球温暖化にも一因があるようだ。
 今シーズンの冬は例年比べ、下図の気温平年差に示すとおり、周期的に北日本で厳しい寒さに見舞われ大雪となった。
2013年の気温平年差

 地球温暖化が日本の厳冬を引き起こすメカニズムはこうだ。これまで、冬は北極地域の気圧が低く、極渦と呼ばれる北極上空を西から東向きに流れるか強い風が、北極上空の寒気を閉じ込めてきた。
ジェット気流
 温暖化により夏に北極海の氷が解けて減少すると、秋にかけて北極の大気圧と湿度が上昇、北極と中緯度地方の気圧差・温度差が縮まることで、冬の極渦が弱まり、北極上空の寒気が南下して中緯度地域が厳冬に見舞われるというもの。昨年12月から、ジェット気流の大きな蛇行が生じて、ユーラシア大陸や日本などに北極地域から寒波が流れ込む状態が度々発生している。

 北極海の海氷面積は、夏に氷が解けるため、例年9月に最小面積となるが、夏の海氷の最小面積は1989年に700万km2であったのが、2006年に580万km2、2007年に430万km2、2012年には350万km2まで減少しており、今後もこの影響による厳冬が毎年訪れるのかもしれない。


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