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ニコン円安恩恵なし デジタル一眼苦境脱出の鍵は?

 先週2月6日に2013年3月期の業績を下方修正したニコンは、円安にもかかわらず、デジタル一眼カメラの不振などにより苦境に陥っている。週明けの2月12日の東京株式市場の株価は、業績発表前の水準から2割低下したままである。

ニコン株価2月12日
                     【ニコン株価推移】

 昨年のCP+2012にて、ミラーレス一眼デジタルカメラを発表したニコンは、昨年一眼レフカメラでは世界シェアを落としつつも、ミラーレスではキヤノンに先駆けて確固としたシェアを築いてきた。
 しかし、昨年後半の中国での販売不振とサムソンなど新規海外メーカーの参入により競争が激化。一眼レフの利益重視にこだわったキヤノンが今年に入って円安の影響で1000億円利益を押し上げたのに対して、ニコンは円安効果がほぼ0億円と海外部品調達と海外生産へのシフトしたのが響いた形となっている。

 そもそも、デジタル一眼カメラのキーデバイスであるCMOSセンターをソニー・東芝などから調達しているニコンは、ミラーレス一眼デジカメの競争において不利な立場にいる。これまでは、一眼レフカメラで培った光学設計や画像処理などで、優位性を保ってきた。
 しかし、ここへ来てコンパクトデジカメの過当競争から高収益化を狙ってミラーレス機にシフトしてきた家電メーカーに追い上げられ、次の手が打てないでいる。

 かつて、デジタルカメラを生み出した米コダックは、昨年その姿を消した。ニコンが現在の苦境を脱出できるか今後の戦略に注目が集まる。

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