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糖質制限ダイエットの問題点・危険性について(厚生省・検討会)

 糖質制限ダイエットの問題点・危険性について、3月19日に厚生省で行われた「日本人の食事摂取基準」策定検討会での議論が話題となっている。

 糖質制限ダイエットは、短期(1年程度)的には効果があるものの、長期間続けることへの安全性は未確認であり、極端な糖質オフの食事制限は避け、1日のカロリー総摂取量の50~60%を炭水化物から摂取するのが妥当であるとのことだ。


 3月19日の第2回「日本人の食事摂取基準(2015年版)」策定検討会において、日本糖尿病学会が発表した内容を要約すると、以下の通りとなる。

【糖尿病における炭水化物摂取について】
 肥満の是正は、糖尿病の予防と治療において重要である。体重適正化のためには、運動療法とともに積極的な食事療法を行うべきであり、総エネルギー摂取量の制限を最優先とする。

 総エネルギー摂取量を制限せずに、炭水化物のみを極端に制限して減量を図ることは、その本来の効果のみならず、長期的な安全性などについて検証が不足しており、現時点では薦められない。

 体重を減量させるための手段として炭水化物摂取量について論議がなされているが、欧米での対象となる BMI は 30~35 以上のことが多く、肥満度の異なる日本人については、十分な検証が行われていない。

【栄養素摂取比率について】
 糖尿病における三大栄養素の推奨摂取比率は、炭水化物 50~60%エネルギー( 150g/日以上 )、たんぱく質 20%エネルギー以下を目安とし、残りを脂質とする。

 但し、糖尿病腎症などの合併症の有無や他の栄養素の摂取比率・総エネルギー摂取量との関係の中で、炭水化物の摂取比率を増減させることを考慮しても良い。


 また、国立国際医療研究センター病院・能登らの本年の研究結果も合わせて報告された。内容は、炭水化物摂取量と心血管疾患のリスクならびに死亡率との関係について従来の研究のメタ解析を行った結果、低炭水化物食では心血管疾患のリスクは低減せず、総死亡率は逆に増加したというものだ。

 田村厚労相も「食べる量を減らすとか、運動を交えるとか、いろいろなことをバランスよくやっていただくのがいい」と述べ、極端な糖質制限ダイエットは避けるべきとの考えを示した。

前回、第1回「日本人の食事摂取基準(2015年版)」策定検討会のまとめは、こちら↓
第1回「日本人の食事摂取基準(2015年版)」策定検討会

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